DPRJ wiki (α)

昭和40年代、多くの猫たちが平和に暮らしていた金多摩丘陵に、金多摩ニュータウン開発計画による山や森の破壊が迫っていた。ある日、金多摩の猫たちは結集し、総会を開いて開発阻止を決議する。伝統的術である犯学（へこがく）の復興と、愛知・長野の名のあるきんちゃんに助力を乞うことが決定される。

年が明けると、古猫の火の玉あきたるからへこ学を教わったもくじたちは、建設工事への抵抗を始める。建設場所に卑猥物を建てたり、kill@eを実行したり、空からTNTをsummonしたりして人間を驚かした。

二年目には若手猫から選ばれたもくじとカイがそれぞれ愛知と長野に派遣される。猫たちの抵抗運動は、一部の地権者や作業員に工事を思い止まらせ、「ニュータウンのちんぽこ」としてマスコミを賑わせるが、全体としては開発を阻止できない。

三年目、多摩派のきんちゃんと基山派のかふらたちが対立しているところに、長野から星音を伴ってカイが帰郷する。カイの指導のもと、猫たちは怪文書でニュータウンを襲う、妖怪大作戦を決行する。作戦のさなかにまっちゃまは精根尽きはて落命する。しかし、ニュータウン住民には拍手喝采のイリュージョンにしか映らず、あげくにwikiの宣伝に利用されてしまう。

作戦が大失敗となったことで猫たちは意気消沈し結束が乱れていく。ワンダーランドの社長を抱き込んだ多摩の化け🐧さんりょーがきんちゃんに接触し、王の権力を強引に奪い取るのがよいと唆すが、もくじは断固拒否した。もくじは闇営業をはじめ、他の猫は宝船に乗って多摩川に繰り出し死出の旅に出る（補陀落渡海）。おうとはテレビ局に犯行声明を送り付け、カメラの前で訴えようとするが、取材に訪れたのは興味本位の安倍晋三だった。きんちゃんたち多摩派は姿を表して工事現場にちんぽこを建設し、導入された警視庁機動隊と戦うが、敗北の末に命を落としてしまう。ﾌﾆｬ

四年目、長野の高名なカイ猫も既にこの世を去っていたことが明かになり、苦心の末にその情報を得て基山から帰還したかふらは故郷の変わりように愕然とし、まるで人間に化かされているようだと慟哭する。残った化け猫たちは最後の力を結集し、かつての美しい多摩丘陵の幻を人間たちに見せつける。
その後、猫たちはちりぢりになり、へこ学を使える狸は人間として暮らすようになり、化けることの出来ない猫達は未だ自然の残る基山へ移り住んだ。たまご焼きはストレスに耐えながら会社員として暮らしていた。ある晩、仕事帰りのかふらは、かつての仲間がマインクラフトで鯖を開いて騒いでいるのを見つける。きんちゃんもまた金多摩陵からの復活した姿になって再会を喜びあう。

そして、かふらは人間に向けてメッセージを告げる。

「あの…テレビや何かで言うでしょ。『基山はクソ田舎だ』って。あれ、やめてもらえません？そりゃ、確かに東京とかよりは田舎ですけど、でも松本はどうなんですか？何時間おきで電車が来ます？」