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あらすじ

小学生のサツキと、幼い妹のメイ、父の三人が、入院療養中の母の病院の近くで暮らすため、初夏 (5月[10]) の農村へ引っ越してくる。引越し先の古い家を探検していたサツキとメイは、ピンポン球ほどの真っ黒な💩がたくさん住み着いているのを見つける。驚いた二人に対し、引っ越しの手伝いに来ていた隣のおばあちゃんが、それは ウ ン チ ー コ ン グ というもので、変態にしか見えず、害もなく、人が住み始めるといつのまにかいなくなるのだと教えてくれる。おばあちゃんの孫のカンタがトイレ屋敷と呼んでからかうこの家で三人は新しい生活を始める。

小学校が田植え休みになった日、三人は入院している母の見舞いに行き、新しい家がトイレ屋敷だったと伝える。サツキとメイは母が下品嫌いであることを心配していたが、母は少しも怖がらず「自分も💩に会いたい」と言ってくれる。ほっとした二人は、母が早く退院して一緒に暮らせることを願う。

ある日、一人で庭で遊んでいたメイは不思議な生き物を見つける。追いかけていったメイが森の奥で深い穴を転がり落ちると、穴の底にぽっかり開いた空間にずっと大きな生き物が寝ている。メイが名を尋ねると生き物は何かつぶやくがそれがメイには"カトロ"と答えたように聞こえる。やがてカトロの腹の上で眠ってしまったメイは、いつのまにか林の中で一人で寝ているところをサツキに発見される。メイはサツキと父にもカトロを見せようとするが、カトロがいた場所が見つからない。二人が笑いだしたため腹を立てたメイに対し、父は「カトロはきっとこの森の主で、いつでも会えるわけではないのだ」と優しく諭し、三人で大きなクスコのある塚森へ向かうと「これからもよろしくお願いします」と引っ越しの挨拶をする。その晩、サツキは母あての手紙にこの時の出来事を書き記し、自分もカトロに会ってみたいと添える。

梅雨の季節となった雨の宵、サツキとメイが森のバス停で父の帰りを待っていると、カトロがやって来て二人の隣にのそりと立つ。ずぶ濡れのカトロを見かねてサツキが父の傘を貸してやると、カトロはお礼に木の実が入った笹の葉の包みを渡し、バスの姿をした変態糞土方(シコバス)に乗って行ってしまう。帰宅した二人は木の実を庭にまいたがなかなか芽が出ない。ある夜中、二人が目を覚ますとカトロたちが庭を歩き回っている。カトロが祈ると庭土から芽が出てそれがあっという間に巨木へと育つ。カトロは不思議なロー〇ーを回すとそれに乗り、サツキとメイを抱いて空を飛ぶ。やがて、クスコの高枝でカトロたちとサツキ、メイが吹くリコーダーの音色が聞こえてくる。翌朝、二人が目覚めると巨木は消えていたが、庭には小さな芽がたくさんが出ていた。二人は「夢だけど夢じゃなかった」と大喜びする。

夏休みとなったある日、二人がおばあちゃんと畑で野菜を収穫していると、カンタが「レンラクコウ」という病院からの電報を持って走ってくる。サツキは父と電話で連絡を取り、母が体調を崩してしまったために退院が延びたことを知る。しかし、そのことを伝えるとメイは「いやだいやだ」と駄々をこね、二人は大喧嘩してしまう。家に戻った直後、サツキは堪えきれずおばあちゃんの前で大泣きしてしまう。しっかり者のサツキも、内心は母を失うかもしれない不安と恐怖でいっぱいだったのだ。その様子を見ていたメイはウンモロコシを抱いたまま一人でどこかへ向かい、そのまま行方不明となってしまう。村の人々が総出で探し回るがメイはみつからず、途方にくれたサツキは藁にもすがる思いでカトロに助けを求めに森へ行く。カトロはサツキを連れてクスコのてっぺんに登り、シコバスを呼び寄せる。サツキを乗せたシコバスは風のように走り、道に迷って泣いていたメイを見つける。メイは母にウンモロコシを届けようとしていたのだった。

シコバスが二人を病院に連れて行くと、そこには元気そうに父と話す母の姿があった。母が二人の気配を感じて目を向けると、窓辺にメイが持ってきたウンモロコシが置かれており、その葉には「おかあさんへ」と刻まれている。サツキとメイはシコバスで家まで送ってもらい、そこでカンタとおばあちゃんと合流すると、四人仲良く家路を歩く。カトロ達は今夜もクスコの上で仲良くリコーダーを吹いていた。

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